増田和牛対談
増田和牛対談 ページ3
■増田和牛を育てて苦労話、トラブルエピソードなどが |
ございましたらお聞かせください。 |
増:イメージどうりのエサを与えて肉になったときに |
何だこれ?みたいな。油が全然締まらなかったり |
サシがまったく入ってない肉が出来ちゃったり |
一頭一頭個体差があるのでそこらへんが一番 |
難しい、一つの答えは無いからね。 |
去年の年末は参ったよ、突然油が締まらなくなって |
それがしばらく続いて、原因は分からないんだけど。 |
宮:一番年末のおいしい時にこれかよ、って(笑) |
増:しょうがないじゃんわからないんだもん |
何時もと一緒にやっていて、突然そうなるから |
宮:家にいなすぎ~~(笑) |
増:みんなから遊びすぎなんて言われて、そんなこと |
ないんだけどね。自分もがっかりしているのに |
追い討ちをかけるように言われてなんだよ~って |
同じに育てていても同じものが出来ないのが一番の |
悩みだね。 |
■最後に消費者の皆様にメッセージをお願いします。 |
増:食べる時に何も付けづに食べてもらいたいです。 |
最低限塩だけとか |
宮:後は焼いてる時の香りを楽しんでもらいたいです。 |
それと焼き色、良い肉は良い焼色が付くんですよ。 |
そして、肉から出た油で野菜を炒めて |
食べてもらいたいです。 |
イ:考えただけでも美味しそうですね。 |
増:お腹いっぱい食べて、また食べたいと思うか |
そう思える和牛肉をこれからも作って行きたいです。 |
結局自分で育てて自分で美味しく食べられる 和牛肉を作らなければ |
全部同じには出来ないけれども、それは最低限努力しなきゃ |
今は、みんな大きい牛を作ろうってやってるけど |
それは去勢牛で、昔ながらの美味しいメス牛を作らなければ、 |
経営的には大変だけどね~(笑) |
ぼろ儲けは出来ないけど、損はないよね、それで良いと思って。 |
200頭規模でしかないから、量じゃなくって質で勝負したいね。 |
と増田さん、そのこだわりは大変なものでした。そんな 貴重な和牛肉を |
食べられる事に感謝してこのインタヴューを しめさせていただきます。 |
1時間半にわたるロングインタヴュー、増田社長、宮澤社長、勝則君 |
お忙しい中ありがとうございました。 |